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「アンダースタンディングコンピュテーション」を読み始め + 前書きから気付かされるものがあった件

部屋の整理と、今年春からの物理本スタック破壊と、来年に向けてもそっとちゃんとインプットていかねばという3つのモチベーションに駆られています。

「ねながらよんで下さい」とRubyKaigi2014で笹田さんに書いてもらったサインに背中を推してもらったのでこれを読み始め。

まずは全体感をつかむため、読み物としてシーケンシャルに読み始めました。

対象読者として、下記のように書かれています。

 本書は、プログラミング言語と計算理論に興味のあるプログラマ、特に数学やコンピュータサイエン スのバックグラウンドのない人のための書かれています。

 プログラム、言語、機械を扱う、思考を拡張するようなコンピュータサイエンスの分野に興味はあるけれども、その説明によく使われる数学的言語にやる気がそがれているなら、本書はぴったりです。

まさに自分のためにある本です。きちんと読んで、書いて動かして、理解を深めようと思います。


日本版まえがきのMatzの言葉もまたすばらしいです。

 「計算」とはなであるかという知識は、プログラミングの本質を理解するのに役立つでしょう。そして、それは心の奥底に沈み込んで、きっと日常を超えたプログラミングを現実化するときの知識となってくれるに違いありません。仮にそんな日が来なくても、教養というものは人生を豊かにしてくれるものでしょう。

という部分は、コンピュテーションをアンダースタンディングする事以外にも関係する事として気付きを得ました。

最近、新しい物事を知ろうというときそういう観点が全くなかった事を思い出しました。実用本意、つまり今日明日にどう活かすかについては狙っていてて、それはもちろん間違いではなかったと思ってます。 しかし、"仮にそんな日が来なくても"というものを採れていないのもよろしくないなと。だとすると、も少し意識的に摂取していきたくなりました。

思えば、ブームと言われていたが今日当たり前のものになったいわゆる「IT勉強会」。最近は新しいところに飛び込むというより、発表や開催というかたちで関わる事が増えたんですが、頻繁に参加していた当時に得たものって、具体的に業務に使えた役に立ったものだけでは無かったのかもしれません。 無自覚だったけども、先達の話や他の参加者と話をする中で、業務とは別に、広義の仕事や生活、つまり人生が豊かになったところって全く無自覚だけど大きかったのかもしれません。

参加して聞くだけでは意味が無い、意識ばかり高まるなどと揶揄されがちです。 確かに一方的に聞くだけではいわゆる「IT勉強会」を活かせてないとは思います。 とはいえ、普段の生活とは別の事をしている人の知識や経験を聞く事は、自分の経験していない事を知る事であり、新しい物を取り込むいいチャンスだったように思います。 もちろんそういう場でなくても、本を読んだり直接話をしたりなど色んな方法があります。

何にせよ、せっかくの人生もっと豊かにして行かなくちゃと思ったのでした。